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自発的なCSR活動に向けて

Posted by admin on 2010/07/22

 

 最近、CSR (Corporate Social Responsibility)という言葉を耳にする機会が増えてきたのではないでしょうか。
 今、企業がステークホルダーに対して責任ある行動を示す必要性が高まっています。
日本においては、CSRに対する取り組みは諸外国に比べても早く、1970年代から企業の社会的責任という言葉が使用されてきました。しかしながら活動の内容には各社かなり開きがあるというのが現状です。
 CSRは、企業の社会的責任という語感から、課せられる、負担、といったマイナスイメージを生みがちですが、「~しなければならない」という義務的な捉え方ではなく、ステークホルダーとのコミュニケーションの貴重な機会と捉え、積極的に取り組んでいくことが最終的には企業価値向上へと繋がっていきます。CSRが直接的な利益を生み出すことは無くとも、ステークホルダーからの信頼という目に見えない価値を生み出す企業活動だと捉えれば、重要な課題であると認識できるのではないでしょうか。

 CSRご担当者から、経営陣にCSRの重要性を如何に伝えるかに苦心している、予算が思うように取れない等のお声を頂くことが多々あります。ご担当者は、活動の必要性には迫られているけれども、思うように活動を展開できない、もどかしい状態に置かれているのが現状のようです。
 経営陣の活動への理解と共に、参加する社員の意識醸成も大事なポイントになります。忙しい中、休日を返上して参加するのは会社の命令だから、という状況では活動を長続きさせるのは難しいものです。例えば、活動の様子やその活動が生まれた背景や歴史を伝え、結果をフィードバックするための映像作品を作りHPに掲載するなど、モチベーションを向上させるコンテンツを用意することで、「やるべき」から「やりたいへ」意識変革を行うことも、CSRを充実させていくためには重要です。

 CSRを考えることは自社の在り方を社会という視点から見つめ直す事でもあります。また、模範が無く独自に答えを見出さなければならないことは、裏を返せば信頼を勝ち取るための自社独自の答えを持つことができるということでもあります。CSRへの社会の関心が高まっている今、企業活動の重要な課題の1つとして捉え、真摯な態度で社会との対話を重ねることができる企業が求められています。

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