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費用対効果を高める「3つの輪」

Posted by admin on 2010/05/25

 

 IR支援の営業を担当させていただいていて、多くのお客様からお伺いする声のひとつに“費用対効果”があります。発信した情報により、株主・投資家の方に投資していただくこと、ステークホルダーの方に参加していただくことなどの効果は、皆様がご興味のあるテーマであると思います。
 そこで今回は、「投資しよう」「参加しよう」など行動を創り出す視点のひとつ、モチベーションについてお伝えいたします。
モチベーションと聞いてどのようなイメージをお持ちになりますでしょうか。目に見えない、雰囲気的…など、捉えようのないものとお考えの方も多いのではないでしょうか。
 実は、モチベーションは公式で表すことができ、下記3要素で構成されています。

「モチベーション」=「目標の魅力」×「達成可能性」×「危機感」

 簡単に言うと「やりたい」×「やれる」×「やるべき」の掛け算です。もともとは、医学保健の分野において患者さんの健康行動を促進するために研究が進み、現在では人事など人間の行動に関わりの大きい分野において認知が高まっているようです。「やりたい」「やれそう」「やるべき」の3つの輪の重なりを大きくすることが、意欲的かつ継続的な行動の促進に影響すると言われています。

 株主・投資家の投資行動や、ステークホルダーの参加行動を促進するためには、勿論複数の要素が複雑に関連しているものであり、一概に言えるものではないと思いますが、IRやCSRの領域においてもこの3つの輪の重なりを大きくしていくことは、費用対効果を高める大切な視点のひとつになると考えます。

 たとえば、株主様に長期保有を促進する場合、配当やキャピタルゲイン等投資効果が得られることや、開示されている情報が豊富でわかりやすい等の要素に加えて、企業理念や事業等に共感し応援したい状態=「やりたい」を創り出すことは、長期に保有し続けることを促進するものと考えます。

 「やりたい」を広げるために、私たちリンクインベスターリレーションズでは、業績や会社規模など目に見える情報のみならず、企業のDNA、事業の意義や価値等の目に見えない情報を心理軸に訴えていくことが必要であると考えます。
 IRをはじめとする企業の発信活動は、企業価値に深く結びついています。ステークホルダーひとりひとりの輪の重なりの広がりは、企業活動という大きな輪を広げていくことに繋がっていくのではないでしょうか。

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