メールマガジン登録
運営会社 株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ

Powered by Green Power

チャレンジ25

「IR動画・音声配信」企業の決算説明会等を動画・音声にて配信中

続きを見る

「伝える」から「伝わる」ドキュメンテーション

Posted by admin on 2010/04/26

 

 仕事柄、日々多くの企業様の決算説明会を拝見していると、決算内容、プレゼンターの語り方とは関係なく、印象の残り方を大きく変える要素があることに気づかれます。それが画面に映し出されるドキュメンテーションです。

 本来理解促進の補助ツールであるはずのドキュメンテーションですが、限られた時間の中で、多くの情報を伝えようとするあまり、情報がつまりすぎてしまっている、または強調したいポイントが多く、ページ内に多くの色を使われすぎて、何をつたえたい(=目立たせたい)のかわからないといった不都合が生じてしまっているケースが見られます。

 では、どのようなドキュメンテーションであれば、「伝わる」状態を生み出せるのでしょうか。私自身が実際に「わかりやすい」と感じるドキュメンテーションの特長をまとめると下記のようなものになります。

◇明確なメッセージ
このページでは何を伝えたいのか、何に着目してほしいのか。ただ表やグラフを掲載するのではなく“要は”と端的なサマリーを入れることで、ミスリードが避けられ、登壇者の話を補完しながら話を聞くことができます

◇適切な情報量
各社のドキュメンテーションを拝見していると、全体的に文字数がやや多い印象を受けます。さらに深く情報をとりたい方は短信などにも目を通すと思いますので、各ページの情報量については、各ページ数分の表示であることを考え、メッセージを伝えるうえで必要十分な情報量にしぼる方が機能的であると考えられます。

◇統一された表記
ある企業様では、メッセージ部分は、必ず同じ色の帯、フォント・サイズを使用しています。水戸黄門の印籠のようなもので、こうしたルールがあることで「このマークが出てきたらまとめだな」と視聴者側は思え、ページを追うのにも自然と“リズム”が生まれます。これは全体を通しての話ですが、ページごとにも同じことが言えます。グラフ、表をただのせるだけでなく、強調したい数値の色・フォント・デザインを統一することで、1ページの中でも最初に目がいくようになります
※会場やスクリーンの大きさにもよりますが、フォントは28以上、1ページの色味は3色以内を目安にされることをおすすめいたします。


ほんの少し手を入れるだけで、ドキュメンテーションの機能は確実に強化されます。
決算説明会は企業のトップが登壇され、自らの言葉で会社の実績、そして今後のことを伝える大変貴重な機会です。
せっかくの機会をより強く印象づけるためにも是非ご参考にしてみてください。

profile


profile

Permalink | トラックバック (0) | 19:53