Posted by admin on 2010/03/15
企業のIR活動は、決算説明会や株主総会の開催、アニュアルレポートや報告書などの作成、Web上のIR情報充実など様々です。
ターゲットが機関投資家であれ、個人投資家であれ、それらの活動の目的には、正しく企業や事業理解をしてもらうことが挙げられると思いますが、特に個人投資家向けのIRは、個々人の理解度にもバラつきがあり、課題の1つになっています。
では、個人投資家向けの有効な発信方法とは・・・?
個人投資家は、ただ利益だけを追求するだけでなく、企業のファンとして株を保有することも少なくありません。財務状況や業績を分かりやすく表現するだけではなく、株主を「ファンとしての株主」として捉え、「より会社をご理解いただくこと」、「製品をご愛用いただくこと」、「企業との一体感」を感じてもらえるような取り組みが有効な方法あげられると思います。
例えば、事業内容の説明に企業の理念やメッセージを盛り込んでみるなど。これからは、企業理解の促進のほかに、株主に企業への共感や一体感を醸成することも必要になってくるのではないでしょうか。
個人投資家向けのIRイベントへ参加するというのも、お互いの顔が見える場で話が出来る貴重な場であると思います。新たなファンを獲得できるチャンスでもありますし、個人投資家のダイレクトな意見を聞くことできます。ただ毎回色んなイベントへ参加して・・・というのは、労力も時間もコストもかかってしまいます。
以前から言われていることではありますが、いつでも好きな時に情報が得られるWebサイトはIR活動にとって重要な役割を担っています。欲しい情報を素早く見られる、知りたい情報がじっくり見られる企業HPは、企業の「顔」です。トップメッセージや現場の声、言葉での説明が難しい事業モデルや製品の紹介の掲載することは、数字だけでは見せることができない、企業の「人となり」を表現することができるのではないでしょうか。
今後も、私たちは、動画配信やアニュアルレポートをはじめとする様々IRツールを使ったサポートで、企業と投資家のコミュニケーションに貢献できたらと思います。

