メールマガジン登録
運営会社 株式会社リンクコーポレイトコミュニケーションズ

Powered by Green Power

チャレンジ25

「IR動画・音声配信」企業の決算説明会等を動画・音声にて配信中

続きを見る

モーニングスター(株) 株式新聞事業本部

Posted by admin on 2008/05/02

 

(お話を伺った方) 
モーニングスター株式会社 株式新聞事業本部IR部 
ゼネラル・マネージャー 昼間永充様

メディアはIR情報のココを見る!

Q1.個人投資家向けIRに積極的な企業が増加しています。

 バブル崩壊後、法人による株式の持合が崩壊し、2003年以降、日本の株式市場に外国人投資家が流入し始めました。しかし、特に2007年において、
 ・ブルドック事件やJパワー株買い増しの一件で、外国人の日本株離れが進んだ
 ・サブプライムショックや政治不信の影響で、株価が割安になってきている
ことから、あらゆる投資家向けIRの中でも個人投資家IRに注力したい企業は増えてきています。企業価値が解散価値を下回る企業が増える中で、企業価値を高めるためのIRの重要性はますます高まってきています。

Q2.IR担当者に求められる資質は?

 時価総額の拡大を図りたい、企業価値を向上させたい、個人投資家を増やしたいなどの企業のニーズを汲み取り、効果をもたらすため、コンサルティングやソリューション能力が求められます。IRの現場の方はそれを理解されていますが、トップの理解を得たり、社員に浸透させることに苦労する場合があるようです。

Q3.個人投資家に評価されるIRとは?

 企業のトップ自らが投資家に向けて直接訴えている企業です。経営ビジョンや現状などを自分の言葉で伝える姿勢は、投資家には響きます。弊社が主催している個人投資家説明会でも、プレゼンが社長ではない場合「どうしてこの場に社長がいないのか」「社長はプレゼンをしないのか」という声もあり、一方で「社長が話をしている姿を見て投資を考えた」と好意的に捉えている声もあります。ライブドアショック後、個人投資家は学習をしており、決算レポートだけではなく投資の参考として社長の顔・人柄を見る人が増えています。それに伴い、社長のプレゼン能力も求められます。

Q4.メディアから信頼されるIRとは?

 株式新聞の編集方針として、「投資をしている人に役立つ情報を提供する」ことを目的としているので、企業の積極的なIRは参考になります。上場会社が、重要な経営情報を適時開示するのは当然のことですが、そのための体制を整備することも重要です。IR部署は、少数精鋭のところが多いと思いますが、IR担当者を常設させることも重要です。例えば、TDnetサービスで情報を得てIR部署に問い合わせをしたら誰もおらず、確認が取れなかったということもありました。多くのメディアは直接取材をし、肉声で確認して記事にしていますので、必要なときに確認が取れないことは評価の低下を招きます。

Q5.印象に残っている優良IR企業はありますか?

 名前は出せませんが(笑)、問い合わせに対してIR室長自らが移動中の新幹線から回答をくれた企業がありました。その対応の早さと真摯な姿勢が、印象に残っています。一方、取材申し込み後、なかなか対応してもらえず、回答までに数ヶ月もかかった企業もありました。適時適切に情報を開示することプラス、その後の対応も重要だと思います。

株式新聞が提供するIRサービス

 

50~60歳の世代に絶大な信頼を誇る株式新聞は、株式新聞webとの親和性を高め、さらに幅広い層の読者から支持を受けることになった。速報性のweb、予測性の紙面、親和性を深める説明会の開催を通じ、企業のIRをサポートしている。

Q6.株式新聞webを使ったサービス「IR情報」とは?

 代表的なものは「株価ジャッジ」です。毎日、弊社独自のアルゴリズムに従って上場企業約4000社に対して株価の判断を行っています。企業に提供しているIRサービス「IR情報」は、株価ジャッジのコンテンツ上に企業のIR窓口を設置、アクティブな情報を取りに来ている投資家に対して、効果的にIR情報を発信することができます。現在、46社の企業にご登録いただいています(08/4/23現在)。
 また、今回のモーニングスターとの経営統合で新たに、国内外のファンドの株主判明調査や、月間2000万のPV数を生かしたウェブ・トップインタビュー、説明会動画などの新プロダクトも生まれてきています。

-株式新聞を使ったIRソリューション

 広告枠を使ったIRメッセージ広告やタイアップ型IR広告など、紙面を通じて直接投資家に伝えることが出来ます。読者の100%が投資家である株式新聞だからこそ、企業IRの影響力があります。

-個人投資家向け説明会を開催

 個人投資家向けのIRを積極的に行いたいという企業と、経営トップの声を直接聞きたいという個人投資家を繋ぐサービスです。東京、大阪、名古屋、福岡、札幌を中心に、年間130回・4万人強の個人投資家を集めて会社説明会を開催しています。

Q7.どんな方がいらっしゃいますか?

 50歳以上の方が多く参加されますね。質疑応答では、アナリスト顔負けの質問をする方もいる程です。会社説明会の集客は、株式新聞記事下、DM、株式新聞友の会の会報誌、株式新聞web、メルマガ等で行っています。

モーニングスター株式会社 
株式新聞事業本部
○株式新聞
発行部数 39000部
証券専門紙トップを誇り、一般投資家からデイトレーダーに向けて幅広く資産運用情報を提供している。

株式新聞web 
アクセス数  約470万PV/月
投資への意欲が高い40代以上の男性がメインユーザーを持ち、株価ジャッジなど豊富なオリジナルコンテンツに定評がある。

モーニングスター株式新聞事業本部 IRサービスに関するお問い合わせはこちら

取材・文/萩原恵子

Permalink | トラックバック (0) | 14:19